新着情報 2020.07.01
エシャレットは、ラッキョウを若採りしたものです。8月下旬から9月中旬に植え付けし、3月下旬から4月中旬に収穫を迎え、栽培期間が約7か月と長いのが特徴です。あまり肥料を必要とせず、荒れ地でも育ち寒さにも強いため、手軽に栽培できます。
種球の準備
エシャレットは種からではなく、苗や新球を植え付けて栽培します。粒の大きいものを選べば、大きいものが収穫できます。
植え付け
植え方は種球の太い部分を下向きにして先端部分が少し見えるくらいに植え付けします。芽が出ている種球は、用土から芽が出るように植え付けるようにしましょう。植え付け後はたっぷりと潅水してください。
追肥・管理
栽培中の施肥はほとんどいりません。
葉色が淡い様子なら、2月ごろに化成肥料を追肥しましょう。追肥後から収穫の間に、生育を見ながら土寄せや増し土を定期的に行うようにします。
病害虫防除
注意する害虫はネダニです。寄生された株は葉色が冴えず、萎凋(いちょう)するなど生育不良となります。著しい場合は枯死するので、しっかり防除しましょう。
灰色かび病や軟腐病も発症する恐れがあるため、ダコニール1000やコサイド3000をはじめとした銅水和剤を散布しましょう。
収 穫
収穫適期は3月下旬から4月中旬ごろで、葉が青いうちに収穫しましょう。鍬を根の下いっぱいに入れて掘り起こします。収穫適期を逃すと可食部分が固くなるので取り遅れないようにしましょう。
栽培のポイント
エシャレットの食べる部分は球の部分と茎の基部(白い部分)になるため、軟白部分を増やすことにより食べる部分が増えます。
収穫の1~2か月前から定期的に増し土や土寄せを行いましょう。